Webデザイナーへの道を年齢のせいにして諦めようとしていませんか?
僕が年間で150人ほどの相談にのる中で、年齢を気にされる方が7割もいることに驚きました。
◎30代からでもWebデザイナーになれるのかな?
◎Web業界を目指すのに年齢は関係あるの?
◎やっぱり年齢が高いと転職は難しいのかな・・
最近の傾向からWeb業界は人手不足が多く、未経験からでも転職は可能です。
ただ、ある程度のスキルとスピードが必要になるので、未経験者でもすぐになれるかというと、なかなか難しいです。
年齢が多少高くてもチャレンジできる業界です、諦める必要はありません。
僕が運営するWebスクールでも、43歳の主婦の方も就職した実績があります。
- 年齢別のWebデザイナーの転職方法や注意点
- 実際に僕が31歳からWebデザイナーに転職した方法
- 30代以上の人がWebデザイナーを目指す場合のポイント
についてお伝えします。
実際に20代から40代までの方を、転職に成功させた経験からこの記事をまとめました。
これからWeb業界を目指す方の参考になれば嬉しいです。
この記事の内容
Webデザイナーに年齢制限はあるの?
Web業界に基本的に年齢制限はありません。
ただ技術職になるので、教育期間が欲しいため若い人材の方が重宝されるのは間違いありません。
Web業界には業種がたくさんあり、年齢によって業種を選べるので、年齢に限らず幅広く働くことができます。
シンプルに分けると、2つの仕事に分かれます。
・作る仕事
・管理する仕事
主にこのような分担になります。
作る仕事の一般的なのがデザイナーであったりコーダー・プログラマーになり。
管理する仕事の方は、ディイレクターやマネージャー。
役職名はたくさんあるのですが、主にこの2つの役割に分類されます。
30代以上の方で転職する場合は、管理職のディレクターをオススメされることが多いです。
ただ個人的な意見として、きちんと作れるディレクターの方が、後々の仕事の成長につながるので、デザイナーやコーダーからイレクションに上がる方がいいのかなと思っています。
まずは一度、「Webデザイナー 求人」 で検索してみるとわかります。
Webデザイナーの求人が多いおすすめサイト
Web求人のバランスがいい 「Findjob」
FindjobはWebデザイナーの未経験での求人も多くあります。
デザイナー以外のも多数案件があり、はじめに見ておいたほうがいい求人の一つです。
大手企業・サービス系なら「Greeen」
Greenは、エンジニアやベンチャー企業なども求人に多くあります。
給料も高めで求められるスキルも比較的高めの印象です。
2社目やキャリアアップしたい人はマッチしそうです。
最先端・新しいことが大好きなら「Wantedly」
厳密にWantedlyは求人サイトではなく、SNSですが有効求人は多くあります。
新しい技術を学びたい・試したい人には魅力的な企業の求人があります。
Webデザイナーの給与事情は?
みんな気になるお金の話ですが、 Web業界の給料はここ数年で少しずつ上がっています。
求人を検索してみると相場がわかりますが、デザイナーの場合だと平均20万〜23万円が基本給になる。
残業が多いイメージもありますが、最近は定時で帰れる会社も多くなりました。
年間休日もボーナスもしっかり取れる会社も増えてきています。
ただその分、求められるスキルが上がったり、勉強コストが高くなっています。
毎日効率よく情報収集や勉強を続けられる方法などを、自分で考えていくことが大事です。
Webデザイナーが管理職にキャリアアップするとそのぶん給料も上がります。
ディレクターの場合だと、25万円〜30万円が平均です。ただそのぶん残業も増えてしまいます。
どうしても顧客対応が入ってきますので、お客様に合わせるような仕事の場合なかなか帰れない時も出てきます。
プログラマーや作業者の母数が少ない業種は、必然的に給料が高いです。
言語にもよりますが中には、40万円〜50万円ほどの給料をいただける言語もあります。
アルバイト場合だと平均1100円〜1500円ほどで。
派遣で働くか直接雇用のアルバイトで給与が変わりますが、他の業界に比べると専門職なので少し割高になります。
給与参考
実際に僕が31歳からWebデザイナーになったときの話
ここから僕が実際に転職した時の話をします。
僕は31歳から転職したのですが、元々飲食店をやってて、未経験から転職しました。
正直業界のことは一切しりませんし、 知り合いも一人もいなかったので、一人で黙々と家にこもってスキルの勉強をしたり、ネットで検索して情報を集めたりしていました。
その時に失敗した経験を元に、注意点をまとめましたのでご覧ください。
30歳以上の人がWeb業界未経験で転職するときの注意点
30歳以上の人が転職する時の注意点が4つあります。
- 正社員にこだわらない
- 業種にこだわらない
- プライドは捨てる
- 期限を決める
これは実際に僕が転職する時に意識していなかったために、11ヶ月間もムダな時間を過ごしてしまいました。
1.正社員にこだわらない
30歳以上の人が落とし穴にハマるポイントはここです。
経験からいきなり正社員のハードルは高めです。そのため僕もなかなか仕事が決まりませんでした。
未経験の人が最初にやるべきことは、未経験からの脱出です。
実務経験を、半年以上積むことを抑え優先にした方がいいです。
半年から1年の実務経験を集めれば、その後は仕事を選べる立場に変わります。
一年頑張ってその後にキャリアをあげるという方法が意外と早かったりします。
はじめからムリなハードルをかかげないようにしましょう。
2.業種にこだわらない
このポイントは、なかなか悩むところなんですが。
この記事の最初にも書きましたが、 30歳以上の人はディレクションの立場をすすめられることが多いです。
もちろん楽な仕事ではないですが、責任感ややりがいもありますし給料もデザイナーより高いです。
ただ、この業界を目指す人のほとんどが、作りたいという気持ちから入ってきている方が多いので、そのジレンマを感じると思います。
自分の数年後のキャリアプランをどのように設計するかを考えて、この時点で選択できればいいのですが、なかなか難しいですよね。
僕個人としては、30代前半であればデザイナーからディレクションにキャリアアップ。
30代後半であれば、ディレクションから入り少しずつスキルの勉強していく方法を取ります。
あくまで一つの参考ですが。。
3.プライドは捨てる
30代以上からの転職で、一番ストレスに感じることが年齢の壁です。
Web業界は比較的に若い方が多く、自分より年下の上司も全然ありえます。
実力主義の世界ですので、後から参入してきた人でもしっかり勉強して強みを身につければ、全然やって行くことはできます。
始めはやはりしんどいので、早くスキルを身につけて周りから認められるようになれば、自然と仕事の幅も給料も増えます。
4.期限を決める
なかなか就職が決まらない人のほとんどが、具体的な日程を決めていないことが原因です。
- ポートフォリオはいつまでに必要か
- 就職は何月何日までにする
数字ベースで目的を明確にしていると、 今やるべきことははっきりしてくるので、必ず決めた方がいいです。
はじめてのことが多くてなかなかうまくいかなくても、ゴールの期限は決めておくことにしましょう。
やるべきことをやって自然と目的に近づいた
上記で書いたこともそうですが、未経験からWeb業界に転職するためには、やるべきことはあります。
実績やポートフォリオなどがわかりやすいですね。
自分はそういったものを少しずつこなし、意識を変えていきながら目的に近づき。
1回ダメだったらもう1回作りなおす、わからなかったらわかる人に聞く、毎日必ず2時間以上は勉強するなど、自分の中でルールを決めて転職までの時間を過ごしていました。
はじめは全然面接までも行けなかったのが、転職活動の後半はほとんど面接につながり3社内定をもらうことができた。
なんとなくではなく、明確に意識して実践することで転職に近づけたんだなと感じました。
Webスクールに行くのはどうなのか?
質問でもよくいただく、スクールの利用に関する話ですが。
目的を早く達成するために独学ではなく、スクールを使うという手もありです。
保険を払ってる期間が前職で1年以上ある場合は、職業訓練に通うこともできます。
職業訓練については以下の記事を参考にしてください。
http://web-tk.jeez.jp/wps/webschool/
スクールの費用は少し高くなりますが、やはり人に聞ける教えてもらえる、悩みを相談できるという点が大きいです。
自分でわからないときはまったく前に進みませんが、プロの知ってる人に聞けば数秒で解決できることもあります。
スクールを利用する場合は、時間を買うと考えらればいいかなと、、。
あまり大人になってから集中して勉強する環境を用意することは難しいので、スクールの環境で集中的に勉強して一気に転職するというのはありです。
自分の財布事情や環境によって、すぐに通うのは難しい方もいます。
その場合は職業訓練を利用するなど考えてください。
もちろん独学でも問題ありませんが、はじめはかなり時間がかかるので、あなたのベストな方法を考えてください。
簡単な比較を表にまとめたので、参考にしてください。
独学 | 職業訓練 | Webスクール | |
費用 | 参考書や動画費用(3万以内) | 教材費(1万円くらい) | 15万〜60万以上 |
就職までの時間 | 時間がかかる(半年〜1年) | 4ヶ月〜8ヶ月 | 3ヶ月〜半年 |
受講期間 | なし | 4ヶ月〜6ヶ月 | 1ヶ月〜1年 |
サポート | なし | 3ヶ月だけキャリコン(ない場合もあります) | コミュニティーやサポートありのところも |
民間のWebスクールを選ぶ場合は、受講後のサポートがあるスクールを選んだほうがいいです。
サポートがないスクールは職業訓練とそこまで変わりませんので、費用面から見ても手が出しにくくなります。
年代別の効率のいい転職方法と注意点
少し長くなりましたが、ここから年齢別の転職方法と注意点についてお伝えします。
共通部分もありますので、参考程度に見てください。
20代のWebデザイナー転職方法と注意点
転職難易度 ★★
- 独学で勉強して転職
- 民間のスクールに通って6ヶ月以内に転職
注意点
20代のそこまで転職は難しくありません。
ただ一回でうまくいくとは限らないので、すぐに諦めないようにしましょう。
はじめの一社目がブラック会社だったとしても、すぐに辞めて次の2社目を探しましょう。
30代のWebデザイナー転職方法と注意点
転職難易度 ★★★
- 民間のスクールに通って6ヶ月以内に転職
- 職業訓練に通いながら、民間のスクールも利用する
- 会社を辞める前に、兼業で1年間独学して転職
注意点
30代の転職はスキルだけではうまくいきません。
今まで経験した人間性や将来のビジョンなども必要になってきます。
こういった点を、会社にきちんと伝えられるかなどが重要になってきます。
30代の人の場合は面接の時に、総合力で判断されるので注意してください。
40代のWebデザイナー転職方法と注意点
転職難易度 ★★★★
- 民間のスクールに通って6ヶ月以内に転職
- 個人で仕事を獲得し実績など、5つ以上増やしてから転職か業務委託
注意点
40代からの未経験の転職は正直厳しくなります。
ここでは過去の経験がかなり大きくなるので、過去と今を結びつけて未来にどのように展開していくかの話ができればまだ可能性はあります。
20代20代の人と同じようなスキルの勉強をしても、難しいので今まで作った人脈や自分のいる環境の中から、実績になるようなものをどんどんとっていかなければなりません。
単純に10年以上差が開いていますので、それを埋めるためにはかなり努力しなければなりません。それでも転職する人はいますし、業界で成功している人もいます。
諦めずに続けることが大事です。
結局なにが最短でベストな転職方法なの?
自分の経験を踏まえポイントや注意点などをお伝えしました。
僕個人として最短でベストな転職方法と流れは、
スクールの利用⇒独学でも制作物を1ヶ月に2つは最低でも作る⇒気になる求人にガンガン応募する
⇒毎月ネットでもリアルでもいいので、Web業界の人と交流・つながる⇒4ヶ月を目標に転職(伸びても6ヶ月でできる)
が最短な方法と思っています。
働きだしてからのことは、オンラインサロンやコミュニティーなどをうまく利用すれば、会社以外に学べる環境が手に入ります。
僕のWebスクールでも教えていますが、ムダなことをやらずに、まずははじめの基礎を勉強して。
転職を第一ステップに集中して勉強していくと、長くても半年ほどで達成することができます。
将来フリーランスになりたい人や、もっと大きい夢を持ってる人もいると思います。
まずは目の前のことから叶えて階段を登ってください。
家で1人でもくもくしていると、視野が狭くなるので、たまには外に出る活動もしてくださいね。